Walk Out to Winter その9
早いもので今日から
12月。
今日は仕事が休みだったので今度の
鮭釣りの下見に行ってきました。
今日は休止日だったので釣人の姿はありませんでしたが、実行委員会の人(?)たちが川の清掃をしていました。
お疲れ様です。根がかりしたスプーンなども回収されていました。
もちろん鮭も泳いでいました。
受付事務所のすぐ下流。もしかしてエクスタシーを迎えている瞬間か?
去年の爆釣ポイントにも鮭が背中を出して泳いでいました。健在の様子。
それでは
前回の続きです。
数匹の鮭が泳いでいるポイントでしつこくキャストしていると
スレで何度かフッキングします。
しかし、スレだと思うように寄ってきません。
ミディアムライトのアブのロッドが
ギシギシ音を立てます。
冷静に考えると立っている場所と鮭がまっすぐ下流なので当たり前の事ですが
その時は何も考えずに釣っていたから仕方ありません。
そのうちにバレました。
トラウティスタDもあまりの釣れなさ具合に自動車でポイント移動したので
一人になりました。
しばらくキャストしていると
地元の老人が後ろに集まって来ました。
最初は2人だったのが10人近くまで集まって来たのです。
もちろん視線の先はオレ。
注目の的です。
恥ずかしい・・・。
見ないで欲しい。
撮影中の
グラビアアイドルの気持ちがちょっと分かったような気がします。
始めは
「そこだ引っ掛けろ!! 」とロッドを煽るジェスチャーをして声援を掛けて下さいます。
その頃にはタックルも身体になじんで来て思うようにルアーをキャスト&リトリーブ出来るのですが、鮭の鼻先スレスレを通しても無視。まったく咥えてくれません。
しかし、老人たちは
「そこじゃなくて背中に引っ掛けろ!!」と言ってくるし。
だんだん
「 そんな針だと駄目だ!!三つ針(トリプルフック)が付いたのは無いのか?」と注文をつけてくるし。
ふと後ろを見ると、またもや一人の
小柄な老人がオレのネットを持って待ち構えていんじゃん!!
前回の教訓を守らずに身体からネットを離したオレが悪いのか?
何か喋って来ますが声が小さい上に訛りがスゴイので理解出来ませんでしたが
そこは
大人の対応で笑顔で頷く、
小心者のオレ。
ホントは心の中では
「邪魔しないで欲しい」と願っています。
その現場。
笑顔で老人たちの意見を
無視しつつ鼻先にルアーをキャストし続けるオレに、鮭はまったく答えてくれず。
老人たちも飽きてきたのか、1人2人と帰って行きました。
中には
「駄目だ!駄目だ!言うこと聞かねーから釣れねえんだじゃー!」と捨て台詞を吐いていくジジイまでいましたが・・・。
結局、3時になってタイムアウト!!
トラウティスタDは何とかスレでイクラを産み終わったメスの鮭を釣ってきました。
その後、彼の家でその鮭を鍋にして食べましたがプルプルとした食感でコラーゲンちっくな不思議な味でした。
。
次回からは去年
2007年の奥入瀬川サーモンフィッシングの思い出になります
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